番外:今週の短歌(2018.11.24~30)
今週(2018.11.24~30)
新しく詠んだ短歌
推敲したりでどこかに投稿したものの覚書です。
推敲前がほとんどです。(笑)
11/24
夕陽という染料使って染めたよに同じ彩味にナナカマド燃えて
パソコンに向かう席まで染めてくる赤き日輪を窓に見ている
11/25
霜月にありにし朝の化粧(けはい)どき着てゆく服を惑う習いに
11/26
秋の陽は真っ赤に燃えて注ぎきてその名つぶやくだけの純真
11/27
誠実に働くことを損失と思いはせねど空しき日のあり
11/28
ランチとるいつもの店のカウンター一人でもいい二人ならなお
新しいスケジュール帳買ってきて予定書き込むだけで上がるテンション
11/29
夜更けて小屋より出て佇めぱ天の川より星は流れる
抑制をきかせた言葉で遊ぶうちやがて言葉の海に溺れる
何もかも包めるような器ではなかったと気づく冬の始まり
11/30
美しい人は夕陽を身に浴びてやさしく歩むその細い道
ぽつぽつと点描の絵を描くようにアスファルトの上に振り出した雨
流星に誘われ夜の高原で星座アプリで探しものする